岩手県産の水産加工食品の良さを知ってもらい、復興をよりスピーディーに進めようと、食品コンクールと商談会などを行う「復興シーフードショーIWATE」が10日、盛岡市で開かれた。 <br />イベントは、県内の「水産業復興の加速化」を進めていこうと開かれた。 <br />会場には、山田町で被災しながらも復活した「山田の牡蠣(かき)くん」など、県内33の水産加工会社から、132の商品が並んだ。 <br />今回は、商談会とともに、シェフや流通会社のトップ、それに一般の消費者が審査する、商品のコンクールがあわせて開かれた。 <br />一般客やバイヤーは、試食をしたり、説明を聞いたりして、商品を吟味していた。 <br />バイヤーは、「参加メーカーが多く、活気があって、わくわくして見た」、「三陸が復興していると感じた。加工に力を入れている。前までは、原材料が多かったが、加工のレベルが非常に高い」などと話した。 <br />また会場では、沿岸の復興の状況を紹介するパネルが展示されたほか、宮古市の重茂漁協女性部が、特産のワカメのしゃぶしゃぶや、サケの押しずしを振る舞った。 <br />審査の結果、最優秀賞にあたる農林水産大臣賞には、釜石市の中村家の「黄金海宝漬」が選ばれた。